NRD-545(6)2007年01月26日 23:32


INRAD ルーフィングフィルタ をFT-1000MPにセットする様子が、 こちら に詳しく紹介されています。1000MPの場合はJ2003からコネクタを抜いてINRADのルーフィングフィルタを通してから、またJ2003に戻してやればいいので簡単でいいなぁとかねがね思っていました。だって、MCFを基板から抜いて、ナローフィルタと換装する荒業は誰だってやりたくないですから。

それでもう一度原点に帰って(?)、NRD-545の取扱説明書のプロック図を見ていたら(上図)、「RF TUNE」と「1st IF」の両基板間がまさしく70.455MHzで、マザーボードの裏側で1.5D-QEVでジャンパーされている箇所のようです。だったら、ここの間を乗っ取って、INRADの1000MP用のルーフィングフィルタを入れてやれば、いいんではないかいと思った次第です。

NRD-545(5)2006年11月11日 09:30


クロスビィさんから送っていただいたNRD-545のpdf回路図には、残念ながらCDA-752 DSPカードのページが欠落していました。そちらは引き続きお探しいただけるというご好意に甘えて、先にCFH-71 1st IFカードの回路図を眺めておりました。NRD-545の取扱説明書3ページのブロックダイヤグラムによれば、この基板には70.455MHzの1st IFフィルタが実装されています。上の画像はその部分を切り出した回路図です。見づらいのですが、赤いラインで2ヶ所囲いました。

70.455MHzのルーフィングフィルタは2個使われているようです。そこで実物を見たくなり、NRD-545の上カバーを開け、1st IFのカードを引き抜き、撮影したのが下の写真です。クリスタルのように見えるのが(実際そうなのですが)2個、これがそのルーフィングフィルタです。JRCでは30年位前のNRD-61やNRD-71から以降の受信機には、この1st IF=70.455MHzを標準的に採用しています。FMモードの無い業務機には、この1st IFフィルタはショートホープの小箱並のフィルタが使われていたりしますが、アマ機それもFMモード搭載機ではこの程度のルーフィングフィルタでごまかしているのかと思うとちょっと情けないです。

ルーフィングフィルタの換装で割りと有名なのはINRADことInternational Radio社各機種用のフィルタでしょうか。このINRADのIC-756PRO*系用の64.455MHzやFT-1000系用のルーフィングフィルタなんて面白そうですね。またFT-1000MP系用の70.455MHZのものはNRD-545にも使えるかも知れません。

NRD-545(4)2006年10月21日 13:03



10/14のBlog「NRD-545(1)」で掲載したルーフィングフィルタ部の写真から回路図(大袈裟な!)を起こしてみました。入力側とはマザーボード側のことで、その先は1.5D-QEVを通ってIFボードにたどり着きます。出力側は同じボードにあるADコンバータ、DSPへ行きます。

入力側にはπ型のATTが入っています。回路図では文字が潰れて見辛いかと思いますが、部品番号、抵抗値は基板の写真のままですので、10/14の写真と見比べて下さい。それでこのπ型のATTは2000Ωで-15dBの減衰量になります。SWRは1.037です。

上流のIFボードからの信号源インピーダンスが(ブラックボックスで)2000Ωから少々外れていても、-15dBの代償を払って有無を言わせずセラフィルにマッチングさせる荒業だと解釈しました。私は10/14のBlogで「NRD-545のセラフィルをただ狭帯域のものに換装しただけでは、頭は切れても裾が深く切れないので、あまり大した効果が得られないのかも知れません。」と書きましたが、ひょっとしたらこの荒業では逆にシャープな特性が得られているのかも知れないと、発言にやや後悔です。
出力側はπ型ATTの片方を削除した、抵抗によるインピーダンスマッチング回路で、こちら側はブラックボックスではなく、読めているのでしょうね。

NRD-545(3)2006年10月18日 23:06



今日は暇にまかせてWJのPC受信機をお掃除しました。
買ったままで何もしていなかったので、最初に内部のお掃除をしてから、うるさかったファンをPC用の静音ファンに交換、音量VRが傾いていたのを手直し、最後にTDKの分割コアタイプのノイズフィルタを3箇所に入れました。

すっかり静かになった受信機で久しぶりに3345kHzのRRI-Ternateをリスニング。信号は強いのに、相変わらず変調不足でボソボソとしか聞こえないので、ちょっとイタズラを思いつきました。WJの背面IF OUTから455kHzを取り出して、先日来のCFS455Gのモジュールに通してから、NRD-545に入れて455kHzで受信しました。

それだけではAM同期検波でL/USBが選択できるだけで、変調不足の音声が解決されませんので、今度はWJの受信モードをISBにしたら、強制的にキャリアをカットしたような音になって、実に聞き取りやすくなりました。NRD545単体でも似たようなコトができますが、まあお遊びと言う事で。

RRI Ternate 3345kHz 2006年10月18日 1500U

NRD-545(2)2006年10月18日 10:35



本日は誕生日休暇で在宅です。
NRD-545の開腹手術でもしようかと思い上カバーと、ついでに下カバーを開けました。下の10/14のBlogで、「基板間は同軸ケーブルで接続されているわけではありませんでした」と書きましたが、写真のように下カバーを開けてビックリ玉手箱、各プラグイン基板のうちRFの信号線のみ1.5Dの同軸ケーブルで基板間の配線がされていました。ちょっとガッカリですが、逆に基板を傷つけないでナロー化するにはいいかもしれません。

しかしながら、IFフィルタを換装しないで追加で入れることになりますので、挿入損失が5~7dBほど発生します。バッファアンプを入れて補償する手もありますが、さてどうしたものですか?

ところでNRD-545の内部を見ていて、かなり空間がありますので、もし仮に骨までしゃぶり倒すのであれば、ルーフィングフィルタ3段切替、外部基準周波数入力、DRM用IF出力など装備できそうです。

NRD-545(1)2006年10月14日 14:52



本日なにげにNRD-545の取扱説明書を眺めていたら、ちょっと気になることがあって上ケースを外して中を見ました。それは1st IFボードとDSPボードが独立していて、1st IFボードから出た455kHzの信号が、DSPボードにある455kHzのフィルタに入るらしいこと。つまり両基板の間で455kHzの信号を捕まえて狭帯域のフィルタに通せば、フィルタの換装などという面倒なことをしなくてもいいかも知れないと考えました。

上ケースを開けてから思い出しました。NRD-545はJRC伝統のプラグイン基板で構成されていて、基板間は同軸ケーブルで接続されているわけではありませんでした。ふむふむとうなずきながら、DSPボードつまり455kHzのルーフィングフィルタが載っている基板を横からながめたら、セラフィルがそのまんま見えるんですね。

そこでマザーボードからこのDSPボードを引き抜いて、セラフィル部分をパターン面からスキャンしたのがこの写真です。セラフィルはK455Fと書かれていましたので、ムラタのCFK455Fですね。545ユーザーさんはこれを455Hあたりに換装されているのですね。写真の赤い線は、CFK455Fのアウトラインを私がラインツールで引いた線です。写真を見ていただければおわかりのように、私の8/27のblogに掲載したHF1000Aの回路図と同様、マッチングにはチップ抵抗が使われています。

なるほど、NRD-545のセラフィルをただ狭帯域のものに換装しただけでは、頭は切れても裾が深く切れないので、あまり大した効果が得られないのかも知れません。ここはセラフィルと前後のチップ抵抗を外して、同軸ケーブルでとばして例のアンテナフィルタ用のモジュールを突っ込んだら面白そうだなとニタニタしています。