アンテナフィルタ(6)2007年04月17日 19:58


近着の"EE Times Japan"誌2007年4月号に、「無線受信回路の妨害波除去 周波数変換を活用して落とす」と題する記事が掲載されました。

我々にとって身近な例を上げると、ノイズキャンセルという技術と、その応用であるノイズキャンセラーという商品があります。ノイズに対して、それと逆位相の信号を加えてキャンセルする技術です。アマ無線では、そのものすばりのノイズキャンセラーが商品化されていますし、航空機、船舶、工事現場などでは、同じくノイズキャンセリング・ヘッドフォン、マイクも近年増えてきました。

この逆向きの信号を加えて妨害波を消す、これを受信回路に応用したのがこの記事なのです。該当ページのみpdf化しましたので、興味のある方はご覧下さい。位相反転の精度や、フィルタでの遅延などハードルは高そうですが、面白いアイデアですよね。

記事のpdf

EE Times Japan は無料で送ってもらうことができます。ご興味のある方は、EE Times Japan 世界最大のエレクトロニクス情報誌の日本版 をご覧下さい。

アンテナフィルタ(5)2007年03月14日 21:57

約25年振りにKEN無線電子製の アンテナフィルター を再組立してみました。

そもそも、そのつもりで DDSキット を作ったわけですし、昨年の8月にはその 予備実験 もしましたが、アイコムとAORの新型受信機の発表が急浮上したので自作の気持ちが萎えていました。しかしIC-9500もAR-Alphaも高嶺の花で、再び元の自作計画を復活させることにしました。

本日は有給休暇で家にいましたので、雑用の間にケース入れ、組立をしてみました。まだ動作確認段階なのでケース入れではありますが、最終スタイルではありません。データを取り終わったら、信号をスルーさせるためのリレーと、ACアダプタ用に電源ジャック、電源SW、通電LEDなどを組み込む予定です。

このアンテナフィルタは7.8MHzのクリスタルフィルタを使用しています。DDSは530kHzの時に7270kHzを、1700kHzの時には6100kHzを出力するように初期設定しました。つまり逆ヘテロダインです。帯域幅は頭で2.8kHzくらい、裾で4.5kHzくらいあります。いまテストをしていますが、確かにスパッと切れてくれます。しかしスーパーローカルの隣のchがクリアになるほど切れるわけではありません。そんなに切れたら、現代のパーツでコピーを作る気力が無くなってしまいます(^^;

アンテナフィルタ(4)2006年11月01日 23:40

アンテナフィルタの製作に必要な部品をチェックしていたら、手持ちのDBMであるR&KのM-9とかM-11ではRFポートが1MHz~500MHZになっていて、中波とか低い周波数が扱えないようです。これは大誤算です。

次に近接二信号の信号源を考えていて、例のDDSキットはVFOA/Bが独立して同時に出力されることを確認しました。適当なバッファアンプとATTを使ってレベルセットすればSSG2台分の代わりになりますか?こちらは儲けました。

例のハイレベル受信機の製作記事にも使われていたミキサSD8901HDをやっとのことで3本手に入れました。でも相当敷居が高そうです。

アンテナフィルタ(3)2006年08月19日 23:16


k-8さんから、『私も昔「ハムのトランジスタ活用」に載っていた記事を参考に作製したことがあります。』とコメントをいただき、私も懐かしく同書を読み返してみました。と、そこにプリントパターンが出ているのを見て、ハタっと思い出しました。実は机の中に未製作のキットなどをしまっているのですが、その中で用途がわからなくなった基板が1枚ありました。それがまさしくアンテナフィルタのパターン図と合致したのです。

おりしも現在ハムフェア開催中ですが、多分10数年前の会場で買ったのだと思います。いやー、ノドのつっかえがとれたようで、すっきりしました。現在ではこのパターンに合うクリスタルフィルタが入手できるのかわかりませんが、いずれ機会を見て息を吹き込んであげたいと思います。

アンテナフィルタ(2)2006年08月18日 17:24


8/8のアンテナフィルタ(フロントエンドフィルタ)のLOにDDSの出力を注入しました。ウエーブ電子さんの仕様ではDDSの出力インピーダンスは220Ω、出力電圧2VPEPとのことです。本日2.8MHz、50Ω終端での出力はスペアナ実測値で1.3dbmでした。ほぼ8/3の測定結果と同じです。これをそのままパッドもあてずにLOに入れ、ANT INにはスペアナの内蔵TGより-10dbmの信号を与えました。上の写真はアンテナフィルタ実装のXF7.8MHz-DDS2.8MHz=5.0MHzの波形です。アンテナフィルタ基板にはデュアルゲートのFET(MEM610)が1石載っており、アンテナフィルタのシステム全体で-1.3dbmの通過ロスとなっているようです。またこの時の帯域外減衰量は-50dbくらいありそうです。昭和55年製の基板が、ケース無しの裸のデータでこれだけあれば、現在のパーツに置き換えて追試をしてみたくなります。

アンテナフィルタ2006年08月08日 23:08


むかし昭和55年頃、KEN無線電子さんに無理言って作ってもらったアンテナフィルタAX-7(改)です。搭載されているクリスタルフィルタは7.8MHzのものです。このアンテナフィルタは何をするものなのかと言えば、受信周波数をVFOなどとMixして7.8MHzにし、クリスタルフィルタを通過させた後に再度受信周波数に変換するユニットなのです。つまり受信機に入力する前に一度クリスタルフィルタを通過させて、不要波をバッサリと切ってから受信機に入れることで、受信機の負担を軽減させる狙いがありました。今回一生懸命DDSで作っていたのが、そのVFO部分というわけです。